前回(その①)、飛び込みでゴーグルが外れにくくなる着け方として、ゴーグルをした後にゴーグルのゴムの位置を直す必要があるということをお話ししました。
選手にとっては当たり前にやっている事でも、大人になってから水泳を始めた方やマスターズスイマーの方の中には初耳だという方も一定数いたようで、少しでも役に立てたのならよかったなと思います。
しかし、そんなゴーグルが外れにくくなる着け方ですが、ゴムの位置を直してもまったく意味をなさない場合があります。
それは、ゴーグルの上からキャップを被っている場合です。
大会に出場する人の中には↑このようにゴーグルの上からキャップを被る人もいると思います。
多くの選手は最初にメッシュキャップを被り、その上からゴーグルをしてさらにその上からシリコンキャップを被っています。
僕自身も現役時代はそうやって被ってました。
なお、大会に出場しなくなってそれなりに日も経っているということもあって今はシリコンキャップを持っていないので、メッシュキャップの下にゴーグルをしていますが大目に見てください笑
みなさんはこのメッシュキャップをシリコンキャップだと思って見てくださいね☆
ちなみに、もしシリコンキャップがわからないという人がいた時のためにお伝えしておきますが、シリコンキャップとはこういうやつのことです。
さて、本題に戻ります。
ゴーグルの上からシリコンキャップを被ると、キャップから出ているゴムの部分がキャップによって強く押さえつけられている状態になります。
その状態のまま一度ゴーグルを外してしまうと、
ゴムはキャップから引っ張り出されたことによって、ピンと張った状態から少し緩んだ状態になってしまうのです。
そのため、いくらきちんとゴーグルを着けていても、ゴーグルが外れやすくなってしまう可能性が出てきてしまいます。
少しでも速いタイムを出すためにシリコンキャップを被っているのに、そのシリコンキャップのせいでゴーグルが外れやすくなってしまっては元も子もありません。
ですから、泳ぐ前に一度ゴーグルを外した時は、ゴーグルを着け直した時にきちんとゴムの再調整をしなくてはいけません。
やり方は簡単!ゴーグルを着け直した後に、↓の写真の赤丸部分を持ち、
緩んでしまった部分をキャップの中に向かってキュッと軽く引っ張るだけでOKです!
そうすることでゴムのゆるみが解消され、ゴムがピンと張った状態に戻ります。
あとはゴーグル本体をしっかりと顔に圧着させれば完璧です。
もちろん、これをしたから100%ゴーグルが外れなくなるというわけではありません。
ゴーグルを外れにくくした上で、抵抗のない綺麗な姿勢で飛び込みができるように何度も反復練習をすることは忘れないでくださいね!
ということで、今回は前回伝えきれていなかったゴーグルが外れにくくなる着け方②をお届けしました!
それでもゴーグルが外れてしまうという方は、個人レッスンで上手な飛び込めるように一緒に練習しましょう!
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