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執筆者の写真LifelongSwimmers

効率の良いキックの打ち方②平泳ぎ編

更新日:2023年6月8日


前回は平泳ぎ以外の3種目のキックに共通する基本的な効率の良いキックの打ち方について紹介しました。そこで今回は平泳ぎの基本的なキックの打ち方について紹介していきます。

 

平泳ぎに必要な足首の柔らかさ

平泳ぎで必要となる足首の柔らかさは、足首を反らした状態での柔らかさです。

さらに細かいことを言えば、足首を反らすことだけではなくくるぶし側へ足を開くように反らす柔らかさが必要になります。平泳ぎはただ単に足首を反らして蹴るだけではなく、回転するように足首を動かしているので、足首の柔らかさはとても重要だと言えます。

・足首の硬さチェック

足首が硬いかどうかの見極めはちょっとしたことで簡単にチェックできます。まず、足の指先とかかとをくっつけるようにして気を付け姿勢で立ち、そのままかかとが浮かないようにしてしゃがみます。

そのまま、お尻が地面につかないようにしゃがみ込むことができるのであれば、足首を反らした状態の柔らかさは十分にあると言ってもいいでしょう。足首が硬い人はお尻が下までくることなく途中でしゃがめなくなります。

また、くるぶし側に開く足の柔らかさについては、膝とかかとを付けた状態で立ち、そのまま膝とかかとを離さずに足先を開くことで判断ができます。足先が180度近くまで開くのであれば、かなりの柔軟性があると言っても良いでしょう。

これらの柔らかさが全然ないという人は、平泳ぎのキックを練習するよりもまず足首のストレッチを入念にすることを考えましょう。

・足首を柔らかくするストレッチ

平泳ぎに必要な足首の柔軟性を手に入れるためのストレッチにもいろいろな方法がありますが、家で簡単に出来るストレッチを紹介します。

①片足は正座、もう片方の足は膝を立てた状態で座ります。

②そのまま前へ体重をかけるようにして足首をストレッチします。

これだけでOK!また、足首をくるぶし側に開くストレッチは、正座の状態から脚を外側にずらしてさらに足首を反らすような形で座れれば一番いいのですが、これができるならそもそも足首の硬さで悩んだりすることはありませんね。

ですから、まずは先ほどお伝えした足首のストレッチを応用して行いましょう。何をするかというと、前に体重をかける時に足先を外に開いて体重をかける、これだけです。あまり無理はせずに毎日10~30秒のストレッチを続けましょう。

これだけで、今までより平泳ぎのキックの推進力が3~6割くらいアップしますよ!

 

効率の良いキックの打ち方

・足首が硬いなら膝は開いたってかまわない

平泳ぎのキックは、引いてきた脚を開くようにしてキックし水を挟むようにして脚を閉じるウェッジキックと呼ばれるものと、膝はあまり広げずに弧を描くように後ろに向かってキックするウィップキックの2種類があります。

今の水泳業界の主流はウィップキックですが、膝への負担も強い上に足首の柔軟性が十分でないと上手に水を捕らえることができません。そこで、足首が硬い方は無理して膝を狭い幅にする必要はありません。もう遠慮することなく膝をガバッと開いてしまいましょう!

膝を開けば開くほど足先は外側に向きやすくなるので、そうすることで今までよりは水がかかりやすくなります。ただし、これはあくまで応急処置のようなものなので、足首の柔軟性を高めるためのストレッチはきちんと続けてくださいね。

・斜め下に向かってキックする

平泳ぎのキックは、実は真後ろに蹴るわけではなく

真後ろに蹴るよりも少し下に蹴り下ろす

これが重要です。真後ろにまっすぐ脚を動かしても、足の裏が水を捕らえることができるのは膝がほぼ伸び切ったところまできてようやくといったところなので、ほとんど推進力をえることができません。

ところが、少し下に向かって蹴るようにすると、早い段階で足が後ろを向いた状態になるので、足の裏でしっかりと水を押すことができます。

足の裏が後ろを向いたところから後ろに蹴るようにして最後は真っ直ぐの姿勢に戻す、これができれば平泳ぎのキックのかかりは劇的に変わりますよ。

 

平泳ぎの効率の良いキックの打ち方の基本は以上ですが、いかがだったですか?もっと細かい平泳ぎのキックのコツや、自分がどのようなキックをしていて、今後はどのような課題に取り組めばいいのか等を知りたいという人は、プライベートレッスンをご利用ください。

それでは、楽しいスイミングライフを!


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