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執筆者の写真LifelongSwimmers

自分に足りないモノを見極めよう!

更新日:2023年6月8日


水泳をしているの中には「上手くなりたい」だとか「速くなりたい」という気持ちを持って練習に励んでいる人が多くいます。

このブログを読んでくれている人や個人レッスンに申し込みをしてくれている人達は何かしらの目標を持ってスイミングライフを送っている事でしょう。

そんなみなさんが効率よく上達するために必要なこと、それは“自分に足りないモノを見極める”ことです。

 

自分に足りないモノを見極める

自分に足りないモノを見極めるとはどういうことか。

それは、自分の弱点を分析するということでもあります。例えばあなたが『平泳ぎのキックが進まない』としましょう。

その原因となるモノは様々なことが考えられます。

・足首が硬くて水が蹴れていない

・キックの仕方が悪い

・蹴る力が弱い

・姿勢が悪いetc・・・

といったように、課題が一緒だったとしてもその課題をクリアするために必要なモノは人によって全然違います。そして、自分に何が足りないのかを知らずに練習を続けると、必要のないことに時間を費やしてしまったり、逆効果になってしまうことも考えられるのです。

 

足りないモノを強化する意識を持つ

自分に足りないモノが何かわかったら、そこを強化する意識を持って練習に取り組む必要があります。

先ほどの『平泳ぎのキックが進まない』例で考えてみましょう。

・足首が硬くて水が蹴れていない

→足首のストレッチをして柔軟性の向上が必要になります。

・キックの仕方が悪い

→キックの仕方を修正するのはもちろんですが、自分の下半身の柔軟性や筋力によって推進力を得られる蹴り方も変わってくるので、自分に合った蹴り方が出来ているかを考える必要があります。

・蹴る力が弱い

→脚の筋力をつける必要があります。もしくはキックの仕方を意識しすぎてゆっくり動かしている可能性があるので、力強く蹴る練習が必要な可能性もあります。

・姿勢が悪い

→腰が下がっている、キックする時に頭を突っ込んでしまう、けのびの姿勢ができていないなど、どこが悪いのかを考えて姿勢を直す必要があります。

このように、足りないモノが何かによってそれぞれアプローチ方法が変わるので、練習内容も必要に応じて変化させていけると効率がアップします。

 

フォームの矯正だけでは上手くも速くもなれない

水泳もスポーツである以上、筋力は必要になります。上手なフォームを身につけるにもある程度の筋肉が必要ですし、速くなりたいならなおさら筋力アップは必須です。

では、筋力アップの為に毎日たくさん泳げばいいのかというと、ことはそう単純ではありません。ここでも自分の目標に合わせて足りないモノを強化する意識を持たなくてはならないのです。

あなたがもし『バタフライで25m完泳を目指したい』だとか『50mのベストタイムを更新したい』と思っているのであれば、瞬発系の筋力アップを目指す必要があります。

瞬発系の筋力をつけたいのに長い距離を同じペースで泳ぎ続けていても仕方がありません。筋肉に高い負荷をかけて短い時間で大きな力を発揮する練習が必要なのです。

あなたがもし『同じペースで長く泳ぎ続けられるようになりたい』だとか『400mのベストタイムを更新したい』と思っているのであれば、持久力系の筋力アップを目指す必要があります。

50mを1本泳いぐごとに長い休憩を取りながら1時間泳いでいても仕方がありません。ある程度のペースをキープしつつ短い休憩で連続して泳ぐ練習が必要なのです。

このように、4泳法が最低限泳げるようになったら、そこから上を目指すにはフォームの矯正を意識したドリル練習だけでは足りないということを理解して練習をしなくてはいけません。

 

仮に同じ200mを強化したいと思っている人でも、足りないモノによって強化するべきポイントは変わります。

ここにAくんとBくんがいます。2人は共に2分ちょうどのベストタイムだとしましょう。

Aくんのラップタイムは

25秒ー28秒ー32秒ー35秒

で合計2分

一方Bくんのラップタイムは

29秒ー30秒ー31秒ー30秒

で合計2分

同じベストタイムでも、ラップタイムを見て分かるようにそれぞれ足りないモノが違うので、ベストタイムを更新するために必要な練習もそれぞれ違うということは、ここまで読んでくれたみなさんならもうお分かりですよね?

ちなみに彼らに足りないモノはAくんは持久力、Bくんはスピードです。

 

ここまで簡単に『自分に足りないモノを見極める』ということについて説明してきました。実際はもっと細かく考える必要がありますが、基本的な考え方はここに記したように、効率よく上達したいなら自分をよく知るということが大事なんです。

自分に足りないモノは何なのかをよく考え、意味のある練習をして効率よく上達しましょう!

今の自分に足りないモノが何なのかわからない人はこちら



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