水の抵抗を理解して速くなろう①


水泳を習っていると「もっとちゃんと姿勢を作って!」「抵抗の少ない姿勢を目指しましょう!」というようなことを誰もが言われたことがあるセリフだと思います。

僕自身も指導中に幾度となく姿勢について注意をしたことがありますが、基本姿勢すらきちんととれていないひとが多いことを考えると、姿勢が悪いと水の抵抗が増えて推進力に大きな影響を及ぼすということはわかっていても、水の抵抗について具体的に理解している人というのは意外と少ないのかもしれませんね。

水泳が速くなるためには水の抵抗は避けては通れない重要な水の特性です。ということで、今日は水の抵抗について話したいと思います。まずは水の抵抗の大きな2つの特徴を知っていきましょう!

 

・水の抵抗は物体の断面積に比例する

断面積ってわかりますか?物体を切った時の断面の面積のことですね。水泳で言えば、進行方向から見た時に見えるその人の大きさがそのまま断面積だと思ってもらえればいいと思います。

断面積なので後ろが空洞だとかそんなことは関係ありません。飛び出している部分は全て抵抗の原因となります。みなさんはビート板を立てて水中に沈めてキックをしたことはありますか?したことがある人は物凄い抵抗を感じた事と思います。

このように同じ体積の物体でも、水が当たる部分が増えれば増えるほど抵抗が増えてしまうのです。だから

・肘が曲がっている

・頭が出ている

・下半身が下がっている

こういったものは全て遅くなる原因です。つまり、身体が大きくていくらパワーがあるスイマーでも、断面積が大きいとそれだけ抵抗が増えるので不利になり、逆に身体が小さくて非力なスイマーでも抵抗排除技術が高ければ自分より体格がいいスイマーに勝つことは不可能ではないと言えるでしょう。